加湿器ご利用にあたってはメンテンナンスが重要です!
ウイルス感染のリスクは1年中
ウイルス感染症の種類
上記のとおり、ウイルス感染症には多くの種類があります。
それらの感染時期をまとめると、下図のとおりになります。
ウイルス感染症の感染時期
ウイルス感染の時期は6月から10月にかけて多くなりますが、夏風邪と呼吸器感染症は1年中あることがわかります。
加湿器は、室内の乾燥を抑えてウイルスを不活化させ、ウイルス感染対策に大きな役割を果たします。
加湿器は湿度を保つことでウイルスを不活化させる働きがあります。
温暖化により夏は高温多湿化しているのに加湿器が必要?
日本の夏は近年温暖化の影響か、より高温・高湿になって来ており、エアコンの出番が非常に多くなっています。
室内ではエアコンをフル稼働させることが多くなり、多湿の夏が、実は室内では乾燥しがちになっています。
そうなると真夏でも室内は冬期と同じくウィルスや雑菌に感染しやすくなり、夏風邪をひくことが多くなっています。
そこで夏場でも加湿器を使った方が良いことになります。
夏もエアコンと加湿器の併用が理想的
まだ、「加湿器は冬の家電製品」と考えられていませんか?
実は、いまやそれは『大きな誤解』なのです。
夏は確かに屋外は多湿なのですが、室内は1日中閉め切った中でエアコンを使用しているため、意外と空気は乾燥してます。
だから乾燥対策として、冬と同じように加湿をするということが大事なのです。
ダスキンの加湿器
ダスキンでは事業所用、ご家庭用として、中型の加湿器と大型の加湿器をご用意しています。
室内の構造と床面積や早く加湿したい場合があるかどうかなどをご検討いただき、お選びください。
また4週間に一度、抗菌気化フィルターとトレイカバーの交換にお伺いしますので、安心してご利用いただけます。
中型加湿器
大型加湿器
蒸し暑い夏に加湿して大丈夫?
蒸し暑い夏の日に加湿して本当に大丈夫?
私たちのからだは、夏の蒸し暑さに不快感を感じます。人は湿度が高まると、体感温度を高く感じます。
エアコンの除湿機能ドライも湿度を抑えることで体感温度を下げる働きをしていますので、エアコンと同時に加湿器を使うなんて一見矛盾した行動のように思われるかもわかりません。
しかし、夏と冬では加湿器の使い方が少し違うのです!
・冬はもともと空気が乾燥していますから、エアコンの暖房と同時に加湿器をONにします。
・夏は冬の湿度の約3倍ありますから、加湿器はエアコンで空間が冷えてからONにします。
エアコンは稼働時間が長くなるにしたがって空気を乾燥させますので、加湿器は乾燥が始まってからONにします。
ポイントは、加湿器をスイッチを入れるタイミングです!
あとは、冬と同じように使用するだけです。
夏の多湿と加湿器でカビが生えるのでは?
夏の多湿と加湿器で心配になるのが「カビ」です。
カビだけでなく、お肌や健康面からも湿度コントロールがとても大切です。
湿度をコントロールする目安は次のとおりです。
1.カビは「湿度80%以上」で発生します。
2.人が快適に過ごせるのは「湿度40~60%程度」です。
3.お肌や喉の乾燥を防ぐには「湿度60%程度」が適当です。
4.インフルエンザウイルスは「湿度50%以上」で活動が不活化します。
カビが発生する湿度80%以上とは、体感としてはかなりジメジメした状態なのですぐわかります。
真夏に加湿器を使用していても、エアコンが稼働している以上、湿度が80%を超えることはありません。
それでも不安な場合は、扇風機を併用して空気を拡散させます。
湿度を50~60%に保てれば、カビだけでなく、湿度によるさまざまな問題もクリアできます。
夏風邪の原因はエアコンによる乾燥!?
一般的に夏風邪の原因はエアコンによる冷えと思われていますが、実は湿度低下による乾燥も原因の一つなのです。
夏は湿度が高いので、冬に比べるとウイルスの活性化は抑えられていますが、エアコンで乾燥した室内においては冬と同じようにウイルスは活性します。
夏風邪の症状として、咳に悩まされる人が多いのも喉の乾燥が関わっている場合が多いからと言われています。
特に一日の寒暖差が大きくなる9月は、自律神経も弱り、免疫力が低下しがちになりますので、体調維持管理のためにも加湿器を使うことをお勧めします。
すごく大事な加湿器のお手入れ
加湿器利用にあたって、すごく大事なことは「お手入れ」です。
これを怠ると、これからご紹介する「レジオネラ症」や「加湿器肺」にもなりかねません。
レジオネラ症が急増!
高齢者や乳幼児に肺炎などを引き起こす、「レジオネラ症」の患者報告数が増えています。
2019年の症例報告件数は患者数が2,300件を超え、現在の集計方法が始まった1999年以来最多となっています。
下図のとおり、2006年頃から急激に増加し、2019年には2006年の4.4倍超となっています。
レジオネラ症とは環境中に広く生息するレジオネラ属菌を、エアロゾル(水の微粒子)とともに肺に取り込むことにより起こる呼吸器感染症です。ヒトからヒトへの感染はありません。
レジオネラ属菌は、土壌・河川などの自然環境に生息しており、その菌数は多くありませんが、問題となるのは人工的に造られた水環境であり、具体的には、循環式浴槽・冷却塔・噴水・加湿器などです。
日本国内でこれまでに起きた集団感染事例では主に公衆浴場や旅館などの浴槽水が原因でしたが、浴槽水以外では加湿器を原因とするレジオネラ感染が起きています。
レジオネラ属菌の電子顕微鏡像
加湿器をレジオネラ菌から安全に使用するために、次のことをよく守りましょう。
①タンクの水は毎日新しい水道水に交換し、水のつぎ足しはしないようにしましょう。
②汚れやヌメリが生じないように、タンク内はこまめに洗浄しましょう。
③シーズンオフでしまう時は、タンク内の水を抜いて、よく乾燥させましょう。
加湿器利用増加に伴って増加している加湿器肺!
加湿器の利用増加に伴い、最近では「加湿器肺」の報告が多くなっています。
加湿器肺とは、「加湿器を適切に取り扱わないことによって起こる、タンクの中に繁殖した細菌が、水滴とともに室内に飛び散り起こる感染症」のことをいいます。
その原因は使用している加湿器を洗わずに水を足すだけで使用していたり、水が残ったまま仕舞い込んだ加湿器を掃除せずに使用したしたときなどに発症します。
加湿器を加湿器肺から安心して使用するためには、次のことをよく守りましょう。
①タンクの水は毎日新しい水道水に交換し、水のつぎ足しはしないようにしましょう。
②汚れやヌメリが生じないように、タンク内はこまめに洗浄しましょう。
③仕舞っていた加湿器を再び使用するときは、タンクを良く洗いましょう。
ダスキン加湿器なら、4週間に一度、定期的に抗菌気化フィルターとトレイカバーの交換をしますので安心してご利用いただけます。
【東京都内事業向け限定】
『加湿器給水サービス』はコチラから
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