加湿器の利用においてメンテナンスは非常に大切です。
加湿器は多くの事業所やご家庭で利用され出していますが、そのメンテナンスを怠ると健康維持のために利用されているにも拘らず、逆にマイナスになりかねません。
加湿器は本来、室内を適切な50%~60%に加湿することでウイルスなどの飛散を抑え、風邪やインフルエンザの予防などやお肌のトラブルを予防する効果が期待できます。
《加湿器で期待できる効果》
- 花粉やウイルスの飛散を抑える
- 喉の乾燥を抑え、線毛の動きを活発にする
- 加湿によって肌の水分補給ができる など
そのためには加湿器を利用する上でいくつかポイントがあります。
《加湿器を利用する上でのポイント》
- 加湿器は適切な位置に置く
- 夜眠るときは加湿器を止める
- 加湿器タンクの水は毎日替える
- 加湿器のフィルターは定期的に掃除する など
これらの中で特に問題になるのが、タンクの水替えとフィルターの定期掃除です。
ご家庭であれば、タンクの水替えやフィルター掃除はできそうなものですが、日常の忙しさからつい放置されがちです。
事業所やオフィスであれば、誰が水替えやフィルター掃除をするのかという問題が生じます。
私たちほづみグループは定期的に事業所やご家庭に訪問させていただき、お客様に代わって加湿器のメンテナンス作業を行います。
商品は買取りではなくレンタルとさせていただき、定期的にフィルターなどのメンテナンスを行います。
万が一、故障した場合や不具合が生じた場合でもすぐに駆けつけ、交換します。
レンタルは購入するよりも料金がかかると思われがちですが、メンテナンスや不具合などのことを考えると実は非常にリーズナブルなシステムです。
それによってお客様は安心してプロにメンテナンスを委ねることができ、煩わしさからの解放とご家庭では余裕が、事業所では仕事に集中することができます。
ほづみグループの加湿器は、事業所やご家庭へ訪問することにより、お客様にとっての最高のベストな状態をいつも維持できるように最善の注意を払い、管理・点検を行っています。
《目次》
●ダスキン加湿器は4週間に一度、定期交換サービスを実施します
加湿器利用にあたってはメンテナンスが重要です
加湿器は、正しく利用すれば風邪やインフルエンザの予防に役立ちますが、手入れが不十分で水のタンク内にカビが発生してしまった場合には、カビを含んだ水蒸気を室内に拡散してしまいます。
カビや細菌が混入した水蒸気を長期間にわたって吸い込むと、喉の痛み、咳、発熱、悪寒、長期にわたる倦怠感、慢性的な喘息、気管支炎、扁桃炎、過敏性肺臓炎(アレルギー性の肺の病気)などの症状が出ることがあります。
加湿器内にカビを発生させないためにはタンクの水をこまめに替えることが大事です。
タンクの水は毎回使いきるかあるいは毎日取り替えるようにし、使わないときは必ずタンクの水を抜いて乾燥させるようにし、カビの発生を防ぎます。
また、フィルターも使いっぱなしにせずに、薄い洗剤液を少しつけた布や綿棒を使ってこまめに掃除することが大切です。
加湿器利用で『レジオネラ症』が急増!
高齢者や乳幼児に肺炎などを引き起こす、「レジオネラ症」の患者報告数が増えています。
2019年の症例報告件数は患者数が2,300件を超え、現在の集計方法が始まった1999年以来最多となっています。
下図のとおり、2006年頃から急激に増加し、2019年には2006年の4.4倍超となっています。
レジオネラ症とは環境中に広く生息するレジオネラ属菌を、エアロゾル(水の微粒子)とともに肺に取り込むことにより起こる呼吸器感染症です。ヒトからヒトへの感染はありません。
レジオネラ属菌は、土壌・河川などの自然環境に生息しており、その菌数は多くありませんが、問題となるのは人工的に造られた水環境であり、具体的には、循環式浴槽・冷却塔・噴水・加湿器などです。
日本国内でこれまでに起きた集団感染事例では主に公衆浴場や旅館などの浴槽水が原因でしたが、浴槽水以外では加湿器を原因とするレジオネラ感染が起きています。
レジオネラ属菌の電子顕微鏡像
加湿器をレジオネラ菌から安全に使用するために、次のことをよく守りましょう。
①タンクの水は毎日新しい水道水に交換し、水のつぎ足しはしない。
②汚れやヌメリが生じないようにタンク内をこまめに洗浄する。
③シーズンオフで加湿器をしまうときにはタンク内の水を抜いて、よく乾燥させる。
加湿器利用に伴って増加している『加湿器肺』
加湿器の利用増加に伴い、「加湿器肺」の報告が多くなっています。
加湿器肺とは「加湿器を適切に取り扱わないことによって、タンクの中に繁殖した細菌が水滴とともに室内に飛び散って怒る感染症」です。
その原因としては次のようなことが考えられます。
・使用している加湿器を洗わずに水を足すだけで使用している。
・水が残ったまま仕舞い込んだ加湿器を掃除せずに使用している。
加湿器利用によっておこる「加湿器肺」から安心して使用するためには、次のことをよく守りましょう。
①タンクの水は毎日新しい水道水に交換し、水のつぎ足しはしない。
②汚れやヌメリが生じないようにタンク内はこまめに洗浄する。
③しまい込んでいた加湿器を出して、再び使用するときはタンクをよく洗う。
ダスキン加湿器なら、4週間に一度、定期的に抗菌気化フィルターとトレイカバーの交換をしますので安心してご利用いただけます。
ダスキン加湿器は4週間に一度、定期交換サービスを実施します
定期交換サービスのメリット
ダスキンの加湿器は4週間に一度、水受けトレイカバーと抗菌気化フィルターをキレイなものと交換します。
そうすることで、このとおり!
さらにAg+抗菌アタッチメントも、6が月ごとに交換!
Ag+抗菌アタッチメントはタンク内の増殖を抑えますが、およそ6カ月ごとにAg+抗菌アタッチメントを1,045円でメーカーから購入して交換が必要です。
ダスキンの場合はそれをレンタル料の中に含めますので、別途費用はかかりません!
加湿器はメンテナンスを怠ると命にかかわることも!?
2007年10月、新潟市で超音波加湿器を使用していた男性がレジオネラ症で死亡し、新潟市は「家庭用の超音波式加湿器が感染源の可能性が高い」と発表しています。同市の保健所は死亡した男性の痰の菌と、部屋で使用していた超音波式加湿器に付着していた菌の遺伝子パターンが一致したと発表しました。
2018年1月、大分県国東市にある特別養護老人ホーム入所者がレジオネラ菌に集団感染し、うち90代の男性一人が菌が引き起こす肺炎で死亡しました。地元保健所の調査結果、感染者の居室に置かれていた加湿器から、基準値の2万2千倍ものレジオネラ菌が検出されたため、県はこの加湿器が原因になったと発表しました。
また、レジオネラ症の患者発生件数は下記のとおり、徐々に増加しています。
出典:国立感染症研究所感染症疫学センター
加湿器はこんなにも汚れます
加湿器は「水を水蒸気にして空気中に放出するだけだから汚れようがない」と考えている人が多いかもわかりません。
たしかに、使用するのは水だけですから、たとえ汚れたとしても、たかが知れているように思えます。
しかし、加湿器を使っているといつのまにか水が触れる部分に水垢が付いていることに気づきます。
加湿器に入れる水道水には、塩素・カルシウム・ミネラルなど、さまざまな成分が含まれています。
それらが水垢となってフィルターなどに付着すると、嫌なニオイが発生することがあります。
また、水垢によってフィルターの目が詰まり、加湿能力も落ちてしまいます。
2週間使用後の大型加湿器のフィルター 左:使用前 右:2週間使用後
真っ黒になり臭気があるフィルターの状況
オフィスで2週間、24時間連続稼働した加湿器フィルターの状況
超音波加湿器には特に要注意
加湿器にはいろいろなタイプがありますが、その中でもっとも手頃な価格である『超音波式加湿器』はタンクの水をそのまま超音波で細かい粒子にして放出する仕組みですので、水の中に雑菌が混じっていた場合は雑菌も一緒に部屋の中にまき散らしてしまいます。
そうすると、雑菌が混じった水が放出され、雑菌も一緒に吸い込むことになりますので、いろいろな病気になる可能性が高くなりますので注意が必要です。
加湿器にもいろいろなタイプがありますが、超音波式加湿器には注意が必要です!
加湿器の日常的なお手入れ方法
過去には、加湿器の不衛生が原因で発生した死亡事例もがあります。
加湿器は定期的なお手入れが必要ですので、お手入れの方法をご紹介します。
※加湿器が原因で発生した死亡事例の参考資料
最近のレジオネラ症の発生動向と検査方法(国立感染症研究所)
加湿器のお手入れ方法
[頻度]/[お手入れの内容]
毎日/タンクの洗浄と水の入れ替え
週に1回/本体に付着したごみやほこりの除去
2週間に1回/トレイ・気化フィルターの洗浄
※各社の取扱説明書に従ってください
1.タンクの洗浄と水の入れ替え(毎日)
タンク内の水は、毎日新しい水道水と入れ替えます。
タンク内の残水を捨てて、入れ替える前にきれいな水道水を少し入れて振り洗いします。
タンクの振り洗い
入れ替える水は、水道水以外はNGです。
ミネラルウォーター・アルカリイオン水・井戸水などは、塩素処理された水道水より雑菌やカビが繁殖しやすいので使用は避けます。
【東京都内事業向け限定】
『加湿器給水サービス』はコチラから
2.本体に付着したごみやほこりの除去(週1回)
柔らかい布でカラ拭きをして、加湿器本体に付着したごみやほこりを拭き取ります。
落ちにくい汚れは中性洗剤を水で薄めて染み込ませた布で拭きましょう。
なお、その際は洗剤が残らないように固く絞った布で拭きとり、カラ拭きしてください。
本体のから拭き
加湿の際に吸気が必要な加湿器(気化式・ハイブリッド式)は、掃除機などで吸気グリルのほこりを吸い取ります。
吸気グリルの汚れがひどくなると雑菌が繁殖し悪臭が発生したり、加湿量の低下や送風音が大きくなる原因になりますので、しかっり除去しましょう。
吸気グリルは掃除機で
3.水受けトレイと気化フィルターの洗浄(2週間に1回)
トレイや気化フィルターなど加湿器内部に付着した水アカを落としましょう。
水受けトレイは柔らかいスポンジなどで内部を洗いましょう。
気化フィルターは、クエン酸や洗剤を使用して水アカなどをしっかり落とす必要があります。
クエン酸や洗剤の種類と量は各メーカーの指定に従いましょう。
トレイの洗浄
気化フィルターの洗浄
水アカは、水道水に含まれるミネラル分が気化せずに残ったものです。
放っておくと取りにくくなり、加湿量の低下や送風音が大きくなる原因となります。
なお、超音波式加湿器は、特に週に数回程度のこまめなお手入れが必要です。
超音波式は水に細かい振動を与え、ミストを空気中に噴霧し加湿する方式ですが、フィルターがなく、水を煮沸しないことから、雑菌を放出する恐れがあります。過去には死亡事例も発生しています。
ダスキン加湿器はカンタンお手入れ設計です
お手入れがしやすい吸水口が広いタンク
給水口が広い「カンタンお掃除じタンク」
お手入れがしやすい取替えトレイカバー
使い捨ての「カンタン取替えトレイカバー」
お手入れがしやすい抗菌フラットトレイ
使い捨ての「カンタン取替えトレイカバー」
このようにダスキンの加湿器はお手入れがしやすいことも大きな特長です。
しかし、それでもそのようなお手入れを専門家の手で専門的なメンテナンスをやってほしいというお声も頂戴しています。
そのような場合は下記へお問い合わせください。
【東京都内事業向け限定】
『加湿器給水サービス』はコチラから
ご相談・ご検討
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